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2007.05.16.13:12
[ 「伝説の社員」になれ! ] より引用。
tags: 土井英司 「伝説の社員」になれ!
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ある生命保険会社のトップセールスマンが、自分のノウハウを披露する講演をしたときの話です。
講演を聞いたあと、聴衆の一人が質問しました。
「あなたはなぜ、大切なノウハウを公開するのですか。ほかの人が同じことをしたら、あなたのライバルが増えるだけじゃないですか」
するとトップセールスマンは、こう答えたそうです。
「いえ、大丈夫です。今ここで聞いた人のなかで、実践するのは二割程度でしょう。さらにそれを継続できる人は、その中の二割程度。すると、本気で実行する人は今日いらしてくれた方の四%から五%ということになります。たった四%か五%の人がライバルになったとしても、僕にはそれほどの脅威にはなりません」
セミナー情報を見るたびに、聴衆の一人と同じ意見を感じてきた。
本当にわざわざ自分のノウハウを公開するのだろうか。
表面的な情報を伝えるだけで終わりはしないだろうか。
トップセールスマンの言うように教えられたノウハウを継続的に実践できるヒトはごくわずかだろう。
おそらく大半が聞くだけで満足してしまう。
だから、成功するのは簡単です。
成功する五%の法則に当てはまる人、つまり聞いたことを実践し、習慣にする人間になればいいのです。
成功者のノウハウを知るだけで満足せず、実践し、自分のスタイルにアレンジを加えながら継続する。
それができれば成功者に加わるコトができる。
本による学習でも同じような傾向があります。
たとえばPHP研究所の決算書についての本を購入した人に、講談社の類書を紹介すると、購入する率は非常に高いのです。割合でいうと六割が購入するのではないでしょうか。
同じような本を何冊も購入する人は、勉強熱心な人に思えます。購入する本人も、そう思っているにちがいありません。「何度も同じような書籍を読むなんて、私はなんて勤勉なんだ」と。
しかし、この感情は「自分は勉強している」という自己陶酔の部分が非常に大きいのです。同じたぐいの本を何冊も購入する。この現象が何を意味するかというと、前の書籍でちゃんと学習しなかったということです。本を読んでも実行に移していないので不安が残る。類書が出ると、「今度こそ」とまた購入する。それをえんえんと繰り返していくわけです。
元 amazon のカリスマバイヤーに言われると説得力がある。
しかし個人的には半分反対。
たしかに著者が言うように類書を繰り返し購読し、実行に移さないヒトは多いだろう。
一方でレバレッジ・リーディングのように、類書を乱読するコトで得られる成果もあると思う。
事実、私は同じような入門書を繰り返し購入し、理解しきらないままに次々と類書を読み漁るコトがある。
3冊目ぐらいから内容を理解し始める。
その分野での語彙や表現、概念に慣れだしたためだ。
類書を繰り返し購読するコトは悪いコトではない。
著者土井英司の意見を否定したいわけではない。
彼の作った [ amazon ] の書籍推薦システムの有用性を肯定しているだけだ。
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