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2007.06.10.22:48
[ プロフェッショナル進化論 ] より引用。
tags: 田坂広志 プロフェッショナル進化論 プロフェッショナル パラダイムシフト 付加価値
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そして、我々がこれからの「キャリア戦略」を考えるとき、「活躍する人材」と「求められる人材」、この二つの人材を区別して考えることが、極めて重要である。
「求められる人材」とは、文字通り、「人材市場において、ニーズがある人材」のこと。
これに対して、「活躍する人材」とは、「職場や仕事において、リーダーシップを発揮する人材」のことである。
そして、この定義に従うならば、これからの「知識社会」において、「知識労働者」は、「求められる人材」にはなれても、「活躍する人材」になることは保証されていない。
「知識社会」とは、「知識」が価値を失っていく社会である。
では、何が価値をもつようになったのか。
「言葉で表せない知恵」である。
たとえば、スキルやセンス、テクニックやノウハウと呼ばれる能力。こうした能力は、書籍や文献を読んだだけでは身につかず、永年の経験を通じてしか身につかない。
情報社会においては「専門的な知識」を身につけた「知識労働者」
が「活躍する人材」であった。
ところが「情報社会」から「知識社会」へのパラダイムシフトの中で、「知識労働者」の価値が失われつつある。
「工業社会」においては、「工場労働者」が「求められる人材」であり、「事務労働者」は「活躍する人材」であった。
「工業社会」から「情報社会」へのパラダイムシフトは「事務労働者」を「活躍する人材」から「求められる人材」へとおとしめた。
「情報社会」においては「事務労働者」に代わり「知識労働者」が「活躍する人材」となった。
「情報社会」から「知識社会」へのパラダイムシフトは「知識労働者」の価値を奪い、代わって「活躍する人材」として「プロフェッショナル」を必要とした。
社会構造の変革とともに、個人の付加価値は変質する。
自分の持つ付加価値がいつまでも有効とは限らない。
社会が何を求めているか、何を持って付加価値とするかをアップデートしつづける必要がある。
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